外反母趾の痛みの原因は何?自分でできる緩和法と、歩けないほど痛い時にすること

外反母趾の痛みの原因は何?

今や外反母趾というとたいていの人が「足の親指の変形」と知っているようになりました。
ただ、外反母趾と言っても状況は様々で、痛い場所も痛みの原因も人によって違うことは、なかなか知られていません。
外反母趾の痛みについて、ちょっと詳しくお話したいと思います。

外反母趾の痛みの原因はあなたと人では違うから、あなたの痛みの原因を探ろう

痛みのある外反母趾、靴を脱いでも痛いのか、それとも、靴を履いているときだけ痛いのか。それだけでも人によって違います。
外反母趾の上が痛いのか、横が痛いのか、接地する部分が痛いのか、それとも関節の中が痛いのか。それによっても原因が違います。

靴を履いた時だけ痛いとき

靴を履いた時だけ痛い場合や、特定の靴を履いた後しばらくの間痛い場合は、多くが靴に当たることが痛みの原因です。
このタイプでは、痛くなる靴と痛くならない靴があると思いますから、どういう靴だと痛みが出るのか、合う靴、合いにくい靴を探っていきましょう。外反母趾の靴選びの参考にはこちらの記事

同じ様に靴を履いて痛いケースでも、、どんなに気を付けて靴選びをしても、何を履いても痛いという方は少し状況が違ってくるかもしれません。
外反母趾の一番出っ張った部分で、バニオンという炎症を生じることがあります。バニオンがある人では、少し当たる程度でも強い痛みを感じる事もあります。あまりに強い痛みや、靴に足を入れた瞬間から痛い、指で押すだけで痛いようでしたらその可能性が高いでしょう。

靴を履いていなくても痛いとき

靴を履いていなくても外反母趾に痛みがあるのなら、足自体に痛みの原因があると考えてみていく方が良いでしょう。

私のところに相談にいらした方が、外反母趾に伴って痛みのある場所として指し示す場所を紹介します。
あなたの痛い所はどこでしょうか?
同時にご自分の外反母趾をよく観察してみて下さい。

・外反母趾の下面ですか?
・側面ですか?
・上側でしょうか?
・タコはありますか?
・ひょっとすると、いわゆる外反母趾の出っ張った部分以外の痛みですか?
・親指の付け根の甲の辺りですか?
・足の裏の土踏まずと親指の間くらいですか?
・他の指の付け根の痛みですか?
・隣の指から踏まれた痛みですか?
・母指の付け根の中の痛みだと感じますか?

これらの痛みは、

・脂肪が薄くなっている。
・骨格が、特定の場所にストレスを掛けやすい形をしている。
・足の使い方のクセによって、特定の場所にストレスを掛け続けている。

などによって「きっかけに自覚はないが、炎症が起こっている」
ことが原因で痛みが生じています。

その原因に背景として生活習慣や仕事、履く靴が絡まりあって、外反母趾の痛みの原因となっているので、場所が同じだからと言って同じ原因とは限らないのです。
だから、ここで語りつくすことは不可能なので、私が普段原因を探す流れをお教えしますので、やってみて下さい。

自分で原因を探すには、自分の痛みのある場所をよく知ることが大切です。
そのためには、

・「ここ」と、指1本で指し示すことができるようにする。
・どういう動きをした時に痛みが出るかを確認する。
・痛みのある部分がどうなっているか、どういう触り方をすると痛みが出るかを確認する。
・痛みが強く出た日、何をしたか、前の日に何をしたかを確認する。

こうやって足だけでなく、全身と動きのクセ、生活習慣などさまざまなことと向き合うことが外反母趾の痛みの原因の探り方です。

外反母趾の痛みの緩和にすぐできること

足の痛みは強いと頭にまで響くほど。そのことばかり気になって出掛けても楽しめないし、仕事にも集中できません。
今ある外反母趾の痛みを、どうすれば少しでも緩和できるのか方法を考えてみましょう。

既にお話した通り、外反母趾の痛みは原因によって色々あります。
ここでは外反母趾の痛みで最も多い、靴に当たっての痛みの緩和を、手近にあるもので工夫してやる方法を考えてみました。参考になれば幸いです。

外反母趾の痛みといえば、やはり靴を履いた時に靴に当たって痛いというのが最も多い問題です。靴に当たっている場合、当たらないようにその部分を伸ばすことが、単純ですが最も有効な方法ですので、この場合第一に行うことは、とにかく伸ばすことです。

しかし、靴屋や靴修理店でない限り、専用の道具がありませんから、何か代用品で行うことになります。代用品なので、色々不都合もありますが、理屈を説明しますので、より良い道具をご自身の周囲から是非探してみて下さい。

私たちが外反母趾などによって、靴にピンポイントで当たる部分があって痛い場合、使う道具はこういうものです。

当たるところを伸ばす道具

当たるところを伸ばす道具

こんな風にして伸ばします。

当たるところを伸ばしています

当たるところを伸ばしています

これは、輪っかで革を固定し、その中央を押し出すことで、輪っかの中の範囲の革を伸ばしています。

これと同じようなことを、家にあるものでできないか考えました。
調整力は弱いですが、やってみましょう。

まず、ペットボトルのキャップと、薄手のタオル、とがっていない棒を用意します。

用意するもの(ペンでなくても可)

用意するもの(ペンでなくても可)

キャップにタオルをかぶせます。
これは、キャップの内側で靴を傷めないための布ですので、タオルでなくても構いません。

靴に当たって痛い場所の内側にキャップを当て、押し出します。

当たって痛い所の内側にキャップを当てます

当たって痛い所の内側にキャップを当てます

押し当てたキャップの中央に向かって外側から棒で押します。

押し付ける棒側にも布を当てましょう

押し付ける棒側にも布を当てましょう

この方法はけっこう力が必要です。キャップが大きいと、キャップを抑える側も、棒で押す側にも大きな力が必要になります。対策としては、キャップは小さめの方が伸ばしやすいです。一気に広い面を伸ばそうとせず、小さく何カ所か伸ばすほうが効果的です。

下がこの方法で伸ばしたもの。時間は5分ほど。慣れていない人だともう少しかかるでしょう。

下がこの方法で伸ばしたもの。時間は5分ほど。慣れていない人だともう少しかかるでしょう。

このほかにもいろいろな痛みがあるのですが、それらは本当に対処法が色々なので、一概にお伝え出来ませんし、ご自身での判断も難しいです。
何があなたの外反母趾の痛みの原因なのか判断したうえで、早く適切な緩和方法を見つけられる専門家を探すことに力を注ぐ方が良いかもしれません。
ご自身での対処をしてみて、なかなか良い変化が得られないときは、専門家の力を活用してみて下さい。

※この方法での加工を行う際は自己責任で行ってください。万が一靴への傷や作業を行った人のケガなどがあった場合も執筆者及び管理者は一切の責任を負いません。

歩けないほどの外反母趾の痛みに出来ること、注意するべきこと

ある時急に歩けないほど足の指の付け根が痛くなったのなら、早めに医療機関に相談しましょう。外反母趾があるからと言って、急な母指の痛みは外反母趾が原因とは限りません。痛風やその他の疾患が原因かもしれません。

外反母趾は、ある朝起きたら突然外反母趾になっていたということはありません。徐々に進む変形です。
だから、徐々に痛みが強くなり、ついに歩けないほど強い痛みになってしまったということはありますが、急に歩けないほど痛くなることは少ないでしょう。急な痛みの場合は、外反母趾があるからといって外反母趾のせいだと決めつける前に、痛風などの疾患が無いことを確認しましょう。

変形に伴って起こる痛みで、歩けなくなるほど強くなるものでは、バニオンという外反母趾部分の炎症があります。靴に当たって痛いまま長時間歩いたり、硬い革の靴を履いて長時間歩いた時、翌日などに靴を履くこともできないほど痛くなる場合には急な痛みだと思うかもしれません。
この場合はとにかく、冷やしたり、湿布をしたりして痛みが治まるのを待つしかありません。
痛みが無くなったら、きっかけになった靴は履かないようにしましょう。また痛くなる可能性大です。痛みが治まっても、しばらくは当たりの無い靴を選ぶようにしましょう。そういう靴が手元にない場合は、痛みを繰り返さないためにもすぐに買いに行きましょう。一旦痛みが治まったとしても、炎症の種はまだそこにあります。だから油断してはいけません。痛みが出なくなって、その後1か月くらいは痛みが再発しないように注意して生活するようにしましょう。
たくさん歩く仕事、立ち仕事の場合は靴を徹底的に見直して、母指の付け根にストレスがかからない靴を履きましょう。

バニオンの他にも靴を履いた後で痛くなり、その痛みが続いてしまっているということもあるでしょう。その場合でも基本的な対策は同じです。
その靴は履かない
冷やす
痛みが出なくなるまで安静
出掛けなければいけない場合はストレスのかからない靴を履く

バニオンやそのほかの理由にしても、靴によって痛くなった場合、1度目はある程度仕方がないかもしれません。しかし、それが癖になって、長期化させないようにすることはとっても大切なことです。

「あの時無理して履き続けなければよかった」
「気に入って高いけど買った靴だったから、諦めきれずに履いちゃったのがいけなかった」
そんな話を聞くことも少なくありません。

「痛みの原因になった靴は履かない」ことと、「ストレスのかからない靴をすぐに買いに行く」この2点は絶対です。

ここでは、自分で痛みを緩和させることのできる外反母趾なのか、それとも専門家のあ力が必要な外反母趾なのかを痛みの原因から考えていきましょう。

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