外反母趾でパンプスが好きな人の疑問に答える!通販で買う注意点、適切なヒールの高さ、インソールで楽なる?

外反母趾でパンプス好きの鬼門に答える

外反母趾だとストレスなく履くことが難しいパンプス。でも、パンプスが好きだから何とかして履きたい人、仕事でどうしても履かなくてはいけない人は多いはず。外反母趾の人がパンプスを購入する時に注意するべきことや、少しでも楽に履くためのヒントをご紹します!参考にしてください。

外反母趾の人向けのパンプスと言って通販で売っている靴はお店の靴とどう違う?

通販で外反母趾の方でも楽に履けて脱げないパンプスといって紹介されている靴をたくさん見てみました。ぱっと見、各メーカーが言っていることはそれぞれ違った斬新な設計の様ですが、言い方が違うだけでどれも同じです。

そもそも、どんな外反母趾の人でも楽に履けるパンプスが本当なら、それはお店にもあるはずで、通販でだけしか売られていないのは不思議だと思いませんか?

ひょっとすると、店で試し履きをしたらそんなに履きやすいわけじゃないのがばれてしまうからということもあるかもしれません。通販で買った靴が合わないと言ってお客様が履いてきた靴には、そういう言い方をしても全く失礼ではないくらいひどい靴もありました。

さて、これまでのところ、通販の靴の批判ばかりで、通販の靴は悪い靴ばかりのような印象を持たせてしまったかもしれません。でもそれは違います。通販の靴も、店で売られている靴も、条件は同じだということです。

私の店でも、パンプスではありませんが、通販番組で販売されている商品を扱っていることが時々あります。もちろん良い靴だと思います。かと言って、全ての人に合う靴ではありません。他の靴と同様です。他の靴と同程度の合う靴というのは、私の感覚でいうと優秀な靴で4割の人に合い、普通なら3割、あまり合う人がいない靴だと1割といったところです。

靴の通販の紹介文は、合う人にとっての感想であって、合わない他の人にとっては、やはり合わない靴であることに変わりはありません。外反母趾のパンプスを通販で購入するのなら、その点を分かったうえで商品選びをしなくては、履けない靴がどんどん増えてしまいます。

では、外反母趾の人がパンプスを通販で購入する際には、どういう基準で靴選びをしたらよいのでしょうか?

一番いいのは、やはり履いてから買うことです。自分の足を理解してくれる信頼のできる店舗での購入が最も良いことは間違いありませんので、どうすればそういう買い方に近づけるのかを考えてみると良いでしょう。

通販で自分に合った靴を購入するには、自分の足を自分で理解しておく必要があります。今まで買った靴の中で、足に合って履けた靴と、合わなくて痛かった靴、大きすぎた靴や小さかった靴、歩きやすかった、歩きにくかった、そういう経験の積み重ねから、どういう靴が合うのか、どういう靴が合わないのかを知ることが第一歩です。

色々と細かいところまで把握することは難しいでしょうから、最低限2つのことを確認しましょう。「どういうつま先の形の靴が痛くなりにくく、履きやすい靴が多いか」と「基準となるサイズは何センチか」です。

1つ目のつま先の形は、丸いか四角いか、長いか短いか、細いか太いかの3つの組み合わせならどれがいいかを知っておきましょう。1/8ですね。

そして2つ目。いつも履いていて合うサイズはいくつでしょうか。基本的には、そのサイズで合わない靴は、通販の場合はあきらめた方が良いです。サイズ交換をしても合わない可能性が高いので、交換ではなく、返品をお勧めします。サイズの微調整をできる店なら、サイズを比較して、どちらかを選んで微調整して合わせることが可能です。しかし、通販ではそれを自分でやらなくてはいけません。そういう微調整のためにいろいろなグッズをたくさん買って持ってきて「いろいろやったけど合わないんです」と言う人をたくさん見てきました。

靴選びは、健康に直結する足の問題です。外反母趾で靴選びが大変な事情は毎日のように相談を受けてきているので理解できます。そんな靴選びに疲れてしまっているところに、通販番組などで素晴らしい宣伝文句とモデルさんが履きやすそうにして履いている靴を見ていると、とても理想的な靴に見えることでしょう。しかしそれは、店頭で売っている靴と同様、全ての人に合う靴ではないということを知っておきましょう。

私の店でも通販を行っていますが、定番商品中心のリピーターの方向けです。遠方から相談に来て、買った靴をもう一度買いたい。でもすごく遠い。そんな方が買えるようにと用意したもので、微調整も行えるようにしています。

お願いしたいのは、お店で試し履きをして、通販で買うことです。専門家のアドバイスだけ拝借して、ネットなどで購入すると、ただでさえ減っている街の靴屋がますます減って、相談できる店が無くなってしまいますから。

外反母趾用のパンプスに適したヒールの高さは何センチ?

そもそも足に負担の大きいヒールのパンプスですが、外反母趾という足の変形がある人にとって、適した高さは何センチくらいなのでしょうか?

結論は「高くない方が良いが、みんなに共通の正解はない」です。

「外反母趾がある人はヒールを何センチにしましょう」と言い切れないのは、個人差があるからです。外反母趾だからといって一律に理想の高さがあるわけではありません。

あなたが外反母趾で、パンプスのヒールの高さについて知りたいということは、なるべく高いヒールを履きたいと思っているのではありませんか?だけど足に痛みや、これまでとは違った感覚があるので心配になってきたから、何センチまでならオッケーなのか知りたいのでは?実際そういう背景の方から同じような質問をされることが多いんです。

外反母趾があって、外反母趾部分や足のそのほかの部分に痛みがあるけれど、パンプスを履きたい、又は履かなくてはいけない場合、まずは痛みが出ない高さまでヒールを下げましょう。痛みが出ない高さも人によって違いますから、今持っている靴で、痛くならない靴があるのなら、その高さを最初の目安にします。もしその靴がスニーカーだったら、1.5cmから2cmから始めます。

ヒールが高くなればなるほど、足は背伸びした時の様になりますから、踵にかかる体重は段々と減り、足指の付け根への負担が段々と増えていきます。
痛くなったり、足の機能が低下していると感じるのなら、ヒールは低くし、指には締め付けられない程度のゆとりがある靴にするべきです。

もちろん、低ければ楽というわけでもなく、楽に感じる高さは、1.5㎝くらいの人もいれば、3cmくらいの人も、5㎝が楽という人もいます。また、足自体は1.5㎝の方が楽なのだけど、歩くと3cmあった方が歩きやすく、体は楽に感じるという人もいます。とはいえ、無理なく履けるヒールのパンプスを探すことを目的としているので、この場合はまず足にとってストレスが無い方を選びましょう。

また、欲しいのは高さなので、靴底全体が厚くて、指の付け根と踵の高さの違いは少なくても良いということもあります。その場合は、踵が6㎝あったとしても、指の付け根も3㎝の厚みがあれば、ヒールの高低差は3cmなので、足への負担はそれほど重くなくて済みますから、積極的に試してみて下さい。

履けるヒールの高さを決める要素はいくつかあります。ヒールの高さ、ヒールの太さ、靴底の材質、靴底の形状です。これらの要素がうまく合えば、足の指の付け根への負担を少なくし、踵へ体重をかけられるようになり、ヒールの高さが多少あっても、履ける靴となります。

こんなふうにひとつひとつ検証しながら最適な高さを見つけます。もちろん、プロが見立てる場合には足の特徴、体の特徴、立ちかた、歩き方、靴によって違う特徴から、この靴なら○○㎝でも可能ですよ、など、経験からのアドバイスを得られるはずです。自分でいろいろやってみて、迷ってしまう、よくわからないなどの場合には、そうした専門家に相談してみると良いでしょう。

外反母趾のパンプスにインソールは良いの?

外反母趾で痛みがあるけれど、パンプスを履きたい。そんな時、インソールを入れれば楽になるのでは?と思う人が増えています。

確かに、外反母趾による痛みや機能低下にインソールは有効です。しかし、パンプスの痛みとなると少し条件が変わってきますので、予め知っておいた方が良いポイントをいくつか紹介します。確認してみて下さい。

パンプスにインソールを入れると、もちろん足は楽になります。足裏の接する面積が増えるので、足が支えられるようになると想像すれば、それだけでも楽になるイメージが湧いてきますよね。長時間の立ち仕事や歩き仕事で、疲れてくると外反母趾が痛くなってくるという場合にはとても有効です。インソールを使用することを強くお勧めします。

ところが、デメリットもあります。インソールのせいで靴がきつくなるので、インソールを入れるとその靴が履けなくなる可能性が出てきます。外反母趾のタイプによっては、厚みのあるインソールを作る必要があり、その場合にはその厚み分の余裕があるパンプスを選ぶ必要があります。もちろん、外反母趾のタイプによっては、インソールに厚みが必要ないので、薄く作ったり、踵側半分のインソールを使うことができます。

外反母趾がパンプスに当たって痛い場合は、まず靴を加工して当たらないようにすることが先になります。完全に原因が靴に当たっていることによる痛みの場合、インソールを使用したからといって劇的に変わることは考えにくいです。

それから、5㎝を超えるヒールの靴を履く場合、ヒールが高くなればなるほど徐々にインソールは効果を発揮できなくなっていきます。それは、体重を支える場所がどんどん狭くなり、最終的には指の付け根部分だけになってしまうためです。6㎝くらいまでは効果を出す事ができますが、ヒールが高い靴用の設計をする必要があります。市販品では、パンプス用をうたっていても、ハイヒール用の設計がされたインソールは見かけたことがありませんので、オーダーをしたほうが良いでしょう。

外反母趾にはいろいろなタイプがあります。パンプスを履いたときだけ痛いのか、スニーカーを履いていても痛いが、パンプスを履くと一段と痛いのか、それぞれ違う状況です。既製品を試してみて効果が無かったとしても諦めるのは早いです。相性が悪いインソールを選んでしまっただけかもしれません。あなたの外反母趾にとってインソールが有効かどうかは専門家に相談する方が良いでしょう。

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